不正咬合の原因(Etiology of maloclusion) 1

不正咬合の原因(Etiology of maloclusion) 1

どんな疾患でも同様ですが、とくに歯科矯正学上不正咬合の原因を探ることは大変重要な問題です。その理由を要約すると、

1)不正咬合の予防という点で重要な意義がある。
2)不正咬合を治療するにあたって、その治療方針の樹立ならびに予後の判定に密接な関係がある。

不正咬合の予防についてその原因を知ることは、一見すると後手後手にまわるような感じがするかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。現在の患者さんについてその不正の原因がわかったとしても予防に役立たないということはもちろんそうなのですが、多くの不正咬合を観察することによって、ある型の不正咬合にはこういう原因が集積しているというような事実を把握することができます。それによって次にそのような原因ともなる病変や習慣をもっている方について引きつづき惹起されるであろう不正咬合を予防することができます。

したがって現在の患者の不正の原因を追及することによって、他の多くの方の不正が予防されることになります。また不正咬合の治療方針を立てるうえで、不正の原因となるものは当然排除しなければなりませんが、その反面非常に困難な場合もきわめて多くあります。

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